がんばるママもパパも応援!トランスコスモスの「男性育休取得促進」とは?
2025年01月29日
トランスコスモス最新ニュース
以前は「育休は女性が取るもの」という考えが一般的でしたが、今はジェンダー平等の時代になり、ママもパパも育児休暇を取ることが当たり前となっています。しかし、実際はまだ男性の方が育休を取りにくいと感じる傾向があります。
2024年7月に厚生労働省が公表した「令和5年度雇用均等基本調査」によると、令和3年 10 月からの1年の間で子どもができた男女のうちのは育休を取得したのは、女性は84.1%、男性は30.1%でした。前年の調査で、男性は17.1%だったため、改善はしているもののまだまだ少数派です。
一方、トランスコスモスの男性育休取得率は、91.8%(令和5年度・正社員男性)に上昇。令和3年度の55.4%から、36.4%増えており、取得者は年間で130人を超えています。これは「男性の育休取得促進」の取り組みの成果といえます。
トランスコスモスは、どんな活動を行って「男性の育休取得を当たり前」にしたのでしょうか。今回は、育休休暇の取得促進の具体的な取り組みについて紹介します。
女性も男性も、仕事と生活を両立しながら働けるように
トランスコスモスは、重要な経営戦略のひとつとして「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)」を掲げています。さまざまな人たちが働きやすいと感じる環境を作るために、重点的に取り組んでいるテーマは5つ。「ジェンダー平等」「障がい者」「LGBTQ」「Well-being(持続可能な働き方)」「クロスカルチャー(異文化理解)」です。
男性の育休取得を促進することは、「ジェンダー平等」を実現するための取り組みのひとつで、2008年に「働きやすさ支援」を目指してスタートしました。出産後も働き続けるための「育児支援」から始まり、その後は仕事で活躍しながらプライベートも大事にする「両立支援」に進化しました。
現在は働き方改革を受けて、「女性も男性も、すべての社員が仕事と生活を両立しながら最大限に能力が発揮できる環境」をめざしています。2021年には男性の育休の取得率が課題となり、改善のための具体的な取り組みが始まりました。
「男性も育休を取る」という意識を高めるメッセージと事例を広める
2021年7月に厚生労働省が発表した「令和2年度雇用均等基本調査」によると、男性の育休取得率は12.7%。当時は今ほど、男性の育休が注目されていませんでした。部門を超えて連携できる体制を作ったトランスコスモスが最初に実施したのは、「男性も育休を取るもの」という意識を高めることでした。
会社全体で実施したのは、「両立支援ハンドブックの配布」「多様なロールモデルの提示」「管理職向けのeラーニング」などです。メッセージや事例を伝えることで、社員がそれぞれ自分ごととして考えられるようにしました。
これらに加えて、部門を超えたチームでは、各組織の事情に合わせた育休取得を促進しています。オフィスに出勤する社員が多い部門では、デジタルサイネージに男性の育休取得を促すポスターを掲示。育休を取る社員が少ない組織では、社員へのヒアリングを行い課題を特定し、対策を進めました。
多様な社員がそれぞれの働きやすさを感じられる職場に
育休取得を促進するうえで、ポジティブな雰囲気も大切です。さまざまなロールモデルを共有するために、社内のイントラネットでスタートした「あしあとパパ」では、育休を取得した男性社員が感じる喜びや、日々のスケジュールなどをリアルに伝えています。
2022年4月に改正された育児・介護休業法では、「雇用環境整備や個別の周知・意向確認の義務化」が明確になり、男性の育休取得率は100%に近づいています。トランスコスモスは、今後も「多様な社員がそれぞれの働きやすさを実感できる環境」をめざして、組織や職場の課題を解決していきます。
トランスコスモスのコンタクトセンターに興味がある方は、求人に応募する前に、働く環境や制度についても確認してみてください。コンタクトセンターの求人を見ていただいた方々に、「働きやすそう」と感じていただくのも大事なことと考えています。
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